五十嵐元次  

五十嵐元次
福島県会津若松市

略歴
1948年 福島県会津若松市生まれ
1966年 多摩美術大学入学
1971年 国画会展入選
日本民藝館展入選
1973年 青年海外協力隊員としてエチオピア各地で製陶技術指導
1977年 帰国
1978年 福島県会津若松市に工房を作る
1981年 国画会展新人賞受賞
1995年 JICA専門家としてタイにて製陶技術指導
1996年 第一回益子陶芸展入選
1998年 第二回益子陶芸展入選
2002年 会津美里町に工房を作る
2005年 日本民藝館展奨励賞受賞
2012年 日本民藝館展奨励賞受賞
    全国各地で個展開催

福島県会美里町に工房を構える五十嵐元次(いがらしもとじ)さん。ご自宅兼工房は気持のいい田園風景が見渡せる高台にあります。工房には心地のいいクラシック音楽が適度なボリュームでかかっていました。ご自宅や工房には、アンティーク屋や骨董屋で買い求めたという世界各国の品々が飾られていました。室内や玄関先にも五十嵐さんが作り奥様が絵付けをしたタイルが飾られていました。お二人で時々海外へ旅行に出られるそうです。お邪魔した際には、ハンガリーとオーストリアにご夫婦で行かれる前でした。


五十嵐さんは白磁と青磁で作陶をされていますが、どちらも素朴さと温かみを感じます。柔らかさともまた違う素朴さです。最初に五十嵐さんにお会いした後、お忙しい個展のさなかにも関わらず五十嵐さんが店に足を運んで下さいました。店内は自然光が入る作りになっているので、白磁や青磁がありのままに美しく見えるとおっしゃいました。まさにその通り。青磁は自然光を吸収するかのごとく水の様な輝きを放ち、見とれてしまいました。そして白磁はキリリとした雅な佇まいではなく、ただそこにあるとでも言うかの様な存在感で主張しすぎないものでした。


五十嵐さんのもの作りには、民芸で言われる「用の美」が徹底されています。そして日用品として使って欲しいとの思いからつけられた買い求めやすい値段。客室には、白磁と共に沖縄の器やガラスが並び、五十嵐さんが作られるものからなぜ素朴さを感じるのか垣間見れたような気がしました。






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