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2018年4月17日 火曜日

先日、お花屋さんで購入した切り花。
萎れてきても、萎れた最後のかすかな時期の雰囲気も好きで
数本だけ残し小さな花器やピッチャーなどに生けることがあります。
例えば、花びらの色が薄れてきても、その薄れた状態も美しいなぁと思う花など...。

この日は、福岡・小石原の太田潤さんの小ぶり水差しに。
枝が見えた方がいいものと、見えない方がいいもの。
ガラスや中の水の光を取り込んだ方が美しいものなど、いけるものと置く場所によって変えます。

春になり、街中にもお花屋さんにも色鮮やかな花を目にすることが増えました。
また、日中の光も気持ちよくなりましたね。

いい一日をお過ごしください。

小さな幸せ

2018年4月4日 水曜日


高さ8cmほどの小さな一輪挿しに、季節の枝ものの先っぽを生ける。
瓶と植物との色やサイズ感とのバランスを考えながら生け、そのちょっとした空間がキラッとすると
なんだか幸せな気分になります。ささやかな幸せです。

初夏の気候ですね。
暖かいというより暑いと言ってもいいかもしれません。
花粉症なので、目や鼻だけではなく今年はのどが痛くなるほどつらいですが
植物が一気に元気になるこの季節、やはりどうしても嫌いになれません。

映画を見る楽しみ

2018年2月21日 水曜日


先日、新宿武蔵野館で公開されている映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」を
観に行きました。
私が尊敬してやまないベルギー人デザイナードリス・ヴァン・ノッテンの世界観。
シーズンごとに使い捨てられるものではなく、身にまとう人がその時の気分や年齢の重ねに応じて
着方を変えながら、普遍的にきてもらいたいとの思いから作られている服という名のアート。

全ては、デザイナーのディレクションと決定のもと、チームや多くの職人によって構築されている服と世界観です。
それは、服だけに限らず全てのものづくりに共通していることだと思います。
そして、器は食器という名の美をまとったアートであるとも思っています。

映画を通して、やはり美しいものへの立ち還りは常に自然であり、自然にかなうものはないけれど
より自然に近い美しさをと様々な手法で目指すその考え方は、例えば森山窯の森山雅夫さんと同じ考え方だなと思ったり...

この映画はあちらこちらの映画館で公開されていますが、新宿武蔵野館では3月上旬まで公開されているようです。
やはり映画はいいですね。
ご興味ある方は是非!
http://shinjuku.musashino-k.jp/movies/4617/
Tags : 映画

早春の光線

2018年2月15日 木曜日


立春を迎える頃になると、陽射しが室内に少し長く入ってくるようになるのを感じます。
お花屋さんに並ぶ花々は鮮やかになり、まだまだ外は寒いですが心だけ先に暖かくなった気になります。
お店には、倉敷堤窯 武内真木さんの呉須釉花器に美しく鮮やかな小花を活けてみました。
色や質感、高さに空間との調整など、花をいける行為はやはり楽しいものです。

よい一日をお過ごしください。

沖縄へ

2018年2月1日 木曜日

先日、沖縄のまさひろ工房(仲村まさひろさん)の窯出しがあったので、沖縄へ買い付けに行ってきました。
この時期は、Tシャツ一枚でもいいほど暑くなる時もあれば
14,15度の沖縄でいうところの冬日和の日もあればといった時期だそうです。
私たちが伺った時は風も強く高台にあるまさひろ工房では冬のコートがしっかり必要な寒さでした。

でも、やはり南国。
読谷山焼北窯へ伺った時には、工房の広い敷地に植えてあったバナナの花が咲いていたりと
心がぽっと暖かくなるような色や景色を目にすることができました。

さて、まさひろ工房の窯出し。
今回は、まさひろさんが修行されていた北窯を独立し焼き物をされている若い後輩たちが窯入れを
手伝ってくださったようで、窯出し日にも窯から出たものを見て学ぼうといらしていました。
お弟子さんをとらない、まさひろさんにとっては、そんな若い方たちの学ぼうと姿勢を
嬉しく思われるそうで、使っている道具や技術的な質問に対しても快く応えてらっしゃいました。


焼きは上手く釉薬が溶けているところもあれば、完全に溶けきっていない場所もありと
登り窯ならではの仕上がり。ただ前回同様、今回も思うのは仲村まさひろさんの器だなということ。
過去から学ぼうとする強い思いが伝わります。

自分のスタイルを築く。新しいことをする。そんなことではなく、過去から学びそれを基本とすることは
崩さずに、まさひろさんの経験や今が器に反映され、それが結局昔ながらのやちむんを感じながらも
力強さとどこからともなく感じる土地の大らかさ、そして器から滲み出る愛嬌がまさひろさんのスタイルに
なっています。

今回の窯分の入荷は、まだまだ先になるかと思います。
なにせ何から何までお一人でされているので、次の窯の準備をしながら今回窯から出た焼き物の
仕上げや窯や窯周りの片付けをしなくてはなりません。

まさひろさんの器を手にしたとある陶工の方が、まさひろさんの器の高台を触って
まるで赤ちゃんのお尻のようだと表現したことがありました。それほどまでに心地よいと感じるほど
きれいにやすりがけされ、土瓶類にはやはりまさひろさんが一つ一つのサイズに合わせて
形取りした真鍮の持ち手がつけられます。

そんな様々な作業を経て納品されますので、どうぞ今しばらくお待ちください。


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