『土方久功と柚木沙弥郎』展
2023年11月5日 日曜日
砧公園にある世田谷美術館にて、本日11/5(日)まで開催していた『土方久功と柚木沙弥郎』展に行って来ました。
現在ではダイビングを目的に行かれる方も多いパラオ諸島やその周辺の島々で、1929年より13年という年月を過ごした土方久功氏。帰国してから世田谷の豪徳寺のアトリエで制作した島々の人々を木斧で彫った木彫レリーフやブロンズ彫刻は圧巻で、豊かでとても楽しいものでした。なぜ柚木沙弥郎氏の作品と共に展示されたのかが分かる作品ばかりで、また約120点もの多くの作品を世田谷美術館で所蔵している事も嬉しく感じました。
そして柚木沙弥郎氏は現在101歳。
今回は染色作品の他に「ならぶ人」の原画やご家族に宛てたクリスマスカードと使用済みのカレンダーを切って作った人の切り絵など、眺めているとついニヤッとしてしまう作品も展示されていました。
また、別企画で美術館2階展示室で開催されている『雑誌にみるカットの世界』(※こちらは11/19(日)まで開催中)が1階の展示同様に素晴らしく、多くのカット原画には目が釘付けになりました。また、戦後の強い想いを感じる誌面には反省と共に色々と思う事がありました。
こちらは11/19(日)まで開催していますので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
世田谷美術館の周りも砧公園の木々が紅葉し、美術館に劣らない美しい景色を堪能できます。