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ガラス工房清天
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中学卒業と同時にガラス職人としての道を歩んだ松田清春氏。
親方として職人として作業する様子は皆の父親のようでもあり、何ともたくましい姿です。
この扇風機の数そして皆さんの様子からも分かるように、ガラス作りは激しい暑さの中で行われる仕事です。
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松田氏がしている作業は、吹いて造形した後に切り離したグラスの底をきれいに平らになるように切り後を処理している様子です。処理をするのがよくしないのが悪いというのではなく、これは工房ごとのこだわりや考え方です。
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コップの造形をしている様子です。
手吹きガラスは火と人の手の加減と吹く加減による作業で全て作られていきますが、出来上がったコップを見ると「みなも」やモールそして造形もあまりに多様すぎて、それらを忘れてしまうほどです。松田清春氏が率いるガラス工房清天が作るガラスは、海の波をイメージしたものや水辺をイメージしたものなど、自然溢れる沖縄ならではの健康的で大らかなガラスです。そして一点ものを時間をかけて作るのではなく、日用品としてのガラス作りに徹底し日々仕事としています。松田氏の口からは、亡くなられた舩木倭穂さんのガラスが好きだという言葉を聞きました。哲学を語り一点もの作りに集中するのではなく、体を動かし日用品として食卓で日々使うガラス作りに励む。そんな姿勢が感じられる松田清春氏率いるガラス工房清天です。
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略歴
松田清春氏が立ち上げたガラス工房
中学卒業と同時におばあさまが勤めていた大謝名琉球ガラスに入社。その後、共栄ガラス、ガラスの郷工房にてガラス作りをする
1997年にガラス工房清天を読谷村に設立
2015年に工房を移転したが、継続して読谷村でガラス作りをしている