商品説明
竹筒のような柔らかく美しい佇まいの丸重。蓋の幅、御重の厚みといい薄すぎず、手で持った印象だけでなく目にも心地よい浄法寺塗 岩舘さんの御重です。一段の内寸が直径16.7cm、深さが3.8cmありますので、お正月やおめでたい席でのお二人分ほどのお節料理にはもちろん、持ち寄りのお食事会などにもいいでしょう。お手製のお団子やいなり寿司や巻き寿司などにもいいですね。
漆器は古くから木地師、塗師と分業制で仕事が行われています。
木材は高い硬度と狂いの生じにくさで知られるミズメの木が用いられ、木地挽きは石川県山中または会津と器によって振り分けられています。
漆は、毎日の食卓で使って頂きたいという思いから値段を抑えるために下塗と中塗は中国産漆を精製して仕上げています。中国産漆は浄法寺漆に比べ粘り気があり、比較的下地に向いている漆と言われています。そして、上塗りは岩舘さん自ら掻いて精製した浄法寺漆が用いられています。浄法寺漆は質の高さだけでなく、透明度が高く発色がいいと言われている上塗りに適した漆です。こちらの溜塗りは、ベンガラを混ぜた朱漆を塗り重ね、透き漆と呼ばれる半透明の漆を塗って仕上げています。仕上げの研磨を施していないので光沢が抑えられマットな質感ですが、使う程に自然と磨かれ少しずつつややかに変化していきます。またお使い頂くうちにうっすらと赤みが見えてくるのは、下地に朱塗りが用いられているためです。
お椀には岩舘さんによる品質表示およびお手入れ表示の用紙を同封します。お直しも対応して下さいますので、こちらの用紙はどうぞお手元に保管下さいますようお願いいたします。
ご注意
- この商品は一点ものではございません。個体差が小さいものを選んで販売しておりますが、手仕事によるものですので多少の個体差がございます。ご了承頂けますようお願い申し上げます。
- ご使用後は水やぬるま湯で薄めた洗剤を使い、柔らかいスポンジで洗って下さい。洗った後は、柔らかい布巾で拭いて下さい。水滴を残したままにしておくと、水道水の中に含まれるカルキ成分が残り、色の濃い漆器は白く残る場合がございます。
漆器に陶器などの器を重ねたり、先の尖ったものが当たると傷の原因となります。
乾燥は漆器を痛める原因となりますので、直射日光・紫外線を避けて保管下さい。
電子レンジ・食洗機のご使用はご遠慮下さい。 - こちらの商品は店頭でも販売しております。店頭にてお声がけ下さい。また売り切れの場合はご了承下さい。
関連読み物
ニュースレター
ニュースレターを購読: