まゆみ窯

まゆみ窯

真弓亮司

  • 熊本県玉名郡

略歴

1964年 熊本県玉名郡南関町生まれ
1985年 熊本県荒尾市の小代焼ふもと窯 井上泰秋氏に師事
1998年 熊本県玉名郡和水町にて「まゆみ窯」築窯
2000年 日本民藝館展に初出展・初入選
以降、数多く入選
全国各地で個展を継続的に開催

熊本県玉名郡、南関揚げで有名な南関町ご出身の真弓さん。
熊本県荒尾市の小代焼ふもと窯 井上泰秋に師事し、ふもと窯の井上尚之さんの兄弟子として長年ふもと窯で仕事をされていました。最初にまゆみさんにお会いしたのも、ふもと窯でだったと記憶しています。

同じくふもと窯で修行をされていた澄子さんとご結婚をされ、1998年に熊本県玉名郡和水町にて「まゆみ窯」を築窯後は、二人三脚(真弓さんがロクロをひき、澄子さんが象嵌や鎬など)で作陶されています。

玉名の高速を降りて、のんびりとした田園風景を眺めながら進むと「まゆみ窯」に到着します。現在、ご自宅 兼 工房の「まゆみ窯」の敷地内お隣には、旧展示場を改築された眞弓ご夫妻の次女 蓮さんが2019年末にオープンした菓子店「Renren Sweets」がオープンし、お一人で切り盛りされています。
(※営業時間や営業日は要確認)

眞弓ご夫妻とお取引をし年月が経った今では、お二人の真面目で優しく、どこか可愛らしさも感じるお人柄に安心感さえ覚えますが、最初に眞弓さんにお会いした時は手が大きく人見知りでニコリともしない職人という風貌の眞弓さんに緊張したのを覚えています。その当時からロクロの高い技術に定評があり、ふもと窯に必要な陶工という印象でした。独立し大変お忙しい現在でも、窯詰など人手が足りない時など必要に応じてふもと窯に手伝いに行くそうです。

すでに「まゆみ窯」の器をご愛用頂いている方はお分かりかもしれませんが、「まゆみ窯」の器は高いロクロの技術に裏付けされた日々の食卓に使いやすい器、そしてどこか優しさが感じられる器として認知されています。ポットや急須などの持ちやすさや水切れの良さ、注ぎ口を含む全体の形のバランス、また毎日使う器として手入れがしやすいようにカビやすい場所には釉薬を塗るなど使ってこその改良も見受けられます。皿や鉢、お碗などは、ふちの鋭角さが全くなく使って眺めて心地よい形になっています。

象嵌や鎬といった装飾が施されている器も、無地の形と釉薬を楽しむ器。どちらも「まゆみ窯」の仕事であり、双方を組み合わせても、また他の窯のものと組み合わせても食卓を楽しむことができます。

現在、まゆみ窯では種類や釉薬を絞っていらっしゃいますが、主に透明釉、糠釉、呉須釉、飴釉、黄釉を用いて器が作られます。食器を中心に、花器や土鍋なども展開されています。

当店実店舗「工芸喜頓」では隔年で個展を開催しておりますが、毎回大変好評を頂いております。個展ならではの大きいものなども作って下さいますので、お近くの際は是非足をお運びください。


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