ブログ

少し駆け足で...

2014年1月8日 水曜日


倉敷堤窯 武内真木さんのご紹介で、倉敷生まれ倉敷育ちの手織り職人佐藤隘子さんを訪ねました。
倉敷民藝館初代館長で倉敷本染手織研究所を設立した外村吉之介さんの元で21歳から手織りを始め、現在織歴60年の佐藤さん。

佐藤さんのノッティングは毛足が長めで、どこかぬくもりがあります。明るい色が好きな佐藤さんならではの美しい色使いです。お会いできて本当に良かったと思えた職人さんに、また巡り会える事ができました。


次に、広島のカンナカガラス工房 村松学さんのもとをお伺いしました。
村松さんの工房は冬はとりわけ寒いんです。とくに窯に火が入っていないと蒔ストーブは欠かせません。蒔ストーブ脇の机には、愛用の湯町窯のマグカップが置かれていました。冷めないようにかガラスの蓋がのっていました。

年末まで火をいれられていた村松さん。年始は火を止め、年始早々に大好きなバイクを遠くまで走らせたそうです。

村松さんのガラスは、丸みのある逞しさというよりすっとした美しい造形が特徴的です。そして色合いの美しさはとても洗練されています。

お皿の美しさは毎回見とれてしまいます。

コップやワイングラスも新たに仕入れました。どうごご期待下さい。

最後に村松さんと同じく広島で作陶されている惣堂窯の掛谷康樹さんのところにお邪魔しました。年末にもお伺いし、今年4月にお願いしている個展の話をさせて頂きましたが、お会いする度に聡明で人として誠実な掛谷さんのお人柄に惹かれます。これから先、何十年のお付き合いになるのでしょうか。私たちの力が続く限り、お取引させて頂きたい方です。


お店で毎日向き合い、私たちも自宅で毎日使っている掛谷さんの器。大皿から片口などの小さなものまで、家で食事をする時は掛谷さんの器を使わない時がありません。現代の生活に合わせて作られる器は多くありますが、普遍的で自然と現代の生活に馴染む掛谷さんの器を、より多くの方に使って頂きたいと心から思います。

こちらは掛谷さんから宝塚温泉土産で頂いた炭酸煎餅。主人が代々続くラムネ屋の息子なのを思い出して下さってのご配慮だと思うと、そのお気遣いに本当に感謝です。

お正月の三ヶ日が明けて...

2014年1月6日 月曜日

買付け先の沖縄から年末に倉敷へ帰省しました。
美への意識が高い倉敷。
華やかできらびやかな美というより、控えめで日々の生活における美意識が高い人が多いという印象を受けます。
そんな倉敷でお正月三ヶ日を過ごした後、私たちの買付けの旅は再開しました。

まずは岡山県内からスタート。
三宅吹き硝子工房の三宅さんのところへお邪魔しました。




これ以外にも鉢物やデキャンタなどなど。
そして昔に作ってたというユニークなワイングラスや幾何学性のある小さめのワイングラスを注文しました。
現在は「工芸喜頓」のみで販売しておりますが「日々の暮らし」でも販売を予定しておりますので、どうぞお楽しみに。

次に倉敷堤窯の武内真木さんのところへお邪魔しました。
前日に訪れた倉敷堤窯に隣接する酒津公園では葉が黄金に輝いていました。


真木さんのところへお邪魔すると、焼物に限らず多岐に渡り話をさせて頂きます。
私たちが昔ながらの適度な厚みと重さがあり、自由で大胆さと時にはユーモアや抜け感を持ち合わせた器が好きなのをご存知だからか... 毎回色々なものを見せて下さいます。今回は羽島焼の大皿とお父様の武内晴二郎さんが真木さんのお兄様に作られたという練上げの骨壺(使用しなかったようですが)、どなたが作られた物かは分からないけど轆轤が上手く愛嬌があるカラカラなど。

こちらがそのカラカラ。何とも愛嬌があります。写真では分かりづらいですがUFOの円盤のような形をしています。真木さんのお庭で偶然見つけた自然からの頂き物と合わせて。


今日は倉敷ガラスの小谷栄次さんのところへお邪魔しました。また改めてお伝えしますね。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします

2014年1月1日 水曜日



明けましておめでとうございます。

皆さまにとって幸の多い年になりますようにお祈り申し上げます。

今年4月に「工芸喜頓」の開店1年の節目に、店舗にて惣堂窯 掛谷康樹さんの作陶展を予定しております。

本年も「日々の暮らし」「工芸喜頓」をどうぞ宜しくお願いいたします。

沖縄の買付け終了しました

2013年12月31日 火曜日

沖縄では満足いく楽しい買付けができました。
いくつかご紹介させて頂きます。

横田屋窯から



北窯 宮城正享工房、松田共司工房、松田米司工房から


松田米司工房の囲炉裏にいらっしゃる米司さん

宮城正享工房から見た景色

茂生窯 上江洲茂生さんの蓋付き器

読谷に上江洲茂生さんの工房はあります。自然がとても気持のいいところです。


住所だけではgoogle mapですら辿り着けない照屋佳信さんの照屋窯

一目惚れした一点ものだけをセレクトしました。

日本昔話のような世界観



石垣島で作られているアダン草履
残念ながらKidsサイズはありませんが23cmから(23cm、25cm、27cm、30cm)取扱いがあります

お店でも自宅でも気に入って使っていたコースターや、鍋敷きなども入荷します。


それ以外にもガラス工房清天や奥原硝子でも買付けしてまいりました。
お正月開けからは本土の買付けが始まります。

器に食に...

2013年12月20日 金曜日


読谷山焼陶器市が20日金曜日から始まりました。
いつもながら、本当にいいところです。いるだけで幸せだなと感じられる所です。
そんなエネルギーというか風が流れている場所です。
米司さんも「毎日ここにいるけど本当にいいところ。飽きないんですよ。ふとしたところに花が咲いたりね」と。
場所の持つ力と人のもつ力でしょうか。


北窯 松田共司窯による大壷。
この丸い紋様を美しく出すには壷の形がとても大事と語って下さった共司さん。
陶工泣かせなんですよと。
紋様を優先して壷をまん丸にしても、壷として面白くない。
紋様を丸くだしながらも、壷としていい形ではくてはいけないと...
こちらの大壷は「工芸喜頓」にて販売いたします。


奥から走ってくるのが、北窯 宮城正享さん。
陶器市の間中、ずっと走り回っていらっしゃいました。
小柄な方なのですが、とても大らかで強いパワーをお持ちの方です。


こちらは宮城正享窯のもの。
どちらも目が奪われて、ついパチリ!
宮城さんが作られる物は力強くて素朴で、そのバランスが本当に好みです。
食卓のいいアクセントになり、食事をしながら。お茶を飲みながら。
ふと器に目を止めてニヤッとしてしまう、そんな器です。


北窯 松田米司窯の按瓶や尺皿。


北窯 宮城正享窯の大皿。


お腹が空いたので、沖縄在住の友人達に読谷村にある沖縄生麺そば屋さん「金月そば」に連れて行ってもらいました。私は豆乳たっぷりの担々麺を頂きました!


キッチンには、沖縄の器が並んでいました。
陶器市にも沖縄県内からたくさんの方がいらしていましたが、地元の人が地元で作られた物を使う。
地産地消と同じですね。いいなと思う光景でした。


ギフトラッピング

日々の暮らしではギフトラッピングを承っております。

ご利用方法

ニュースレター

ニュースレターを購読:

買い物かご

現在、買い物かごには何も入っていません。